1951-02-22 第10回国会 参議院 文部委員会 第15号
○荒木正三郎君 大臣にお伺いしたいと思うのですが、戰後青少年の犯罪というものは非常な数に上つておりまして、私どもお互いに心痛をいたしておるところであります。これに関連をいたしまして、この青少年犯罪の理由につきましては、いろいろの理由がありまするけれども、その一つの理由に最近発育盛りの青少年がヒロポンを相当服用しておる、服用と言いますか、そういう注射をしておるということを聞くのであります。
○荒木正三郎君 大臣にお伺いしたいと思うのですが、戰後青少年の犯罪というものは非常な数に上つておりまして、私どもお互いに心痛をいたしておるところであります。これに関連をいたしまして、この青少年犯罪の理由につきましては、いろいろの理由がありまするけれども、その一つの理由に最近発育盛りの青少年がヒロポンを相当服用しておる、服用と言いますか、そういう注射をしておるということを聞くのであります。
戰後青少年の犯罪や破廉恥な行動が激増して来た。その原因は、享楽第一主義と従来の道徳の軽視、風俗習慣の蔑視と教育の欠陷、社会秩序の混乱等に帰せらるべきである。戰後の社会では、世人はもとより教育者までも自由主義を履き違え、民主主義に戸惑いして、方向を見失つてしまつたのである。政府当局も茫然自失して善悪の標準すら青少年に指示する自信を失い、社会の規律、新道徳、正義感の涵養を怠つていたのである。
○川井專門調査員 終戰後青少年の犯罪増加に伴い、政府の民間少年保護團體に收容保護を委託する犯罪少年竝びに虞犯少年の數は著しく増加しているが、これら團體は近時の經濟事情に禍されて、衰亡の一途をたどり、現状のままでは閉鎖のやむなきに立ち至ること明らかである。ついては、速やかに委託補給費の大幅増額と施設費の特別助成等措置を講ぜられたいという趣旨であります。